保護猫クローラモ

2021年10月。月初めの月曜日。

ゆめのや本舗の2号室と3号室の住人が、ミキサー&パーソナリティとして担当しているラジオ生放送の、番組と番組の間に約1時間のインターバル時間があるのですが、、、

いつものように、2号室の住人であるあたしは、次の番組の準備を終えて、外でささやかなる一服タイム中(-。-)y-゜゜゜

自転車に乗った見ず知らずのご高齢の方に道を聞かれました。

「猫の保護施設ってどこにありますか?」と。

保護施設…???

というか、たしか近くに保護猫カフェ・サロンなるものがあると思いますが…と話しながら、自分と同じように猫が欲しい人なのかな?と思いつつ、でも、失礼ながらどう見てもわりとご高齢のこの方に保護猫さんの引き取りはなかなか難しいのではないかと心の中で思うあたし。

あたし自身、にゃあと一緒に暮らしたいと思いながら、モフたちの写真をニヤニヤ見つつも、タイミングはきっとある日突然来るからその時でいいか、こういうのは縁だし…と、いろいろ見てるうちにそういった知識入ってましたから…

んで、話を聞いてみると、引き取りたいわけではなく引き取って欲しいと。

…ん!?

なんだ?やむを得ない事情でもあるのか?
本人、チャリだし、ご高齢ではあるけどすこぶる元気そうなんですけど…

で、ざっくり事情を聞いてみたところ、それは…うーん、施設さんも引き取れないのでは?っていう感じの事情。しかし本人にとっては、おそらくだけど、ご近所苦情とかいろいろあっての切羽詰まってる感じで。

保護施設も、実は何ヵ所か当たってすべて断られ、この日もダメもとで相談したいからと家からチャリできたって…んで、家の場所を聞いて…。

えええっ!!!?遠くない!?チャリでここまで!?

…なんかねえ、もうこれって「運命」だわっ!と思ったわけですよ。

きたよきたよタイミングと。

で、初めて出会って5分後のあたしの言葉「あの~、よければうちで引き取りましょうか?実はずっと欲しかったんですよ、猫ちゃん」

ここから急展開!

ひとまず数分後にはラジオの仕事に戻らないといけなかったので、ノラから外猫として飼ってる状態のオス猫(去勢済2才)という情報だけもらって、速攻出会ったばかりのS子さんと名前と連絡先交換(笑)

ラジオ業務終わったら連絡しますと伝えて2時間後、S子さんの家にすったもんだの道案内から無事に到着~www

数時間前に初めて出会った(※しかも道聞かれただけな)人の家にいるフシギ感満載(;^▽^Aえへへ♪

で、この時会えました。

外のお庭の植木の下でまったりくつろいでいるまっ白な成猫(2才)に。

このコか~♪と思いながら環境変わるの大丈夫かな?と思いつつ、そっとなでながら「うちくる?」って声かけました。まあ、なにはともあれ、詳しくS子さんに事情やら聞かないとと思ってお家にお邪魔し、いろいろお話しました。そして、白いあの子も極端に逃げることもなく、おとなしくなでられてたので、お迎えすることを覚悟しました。

ただ、まあ、なにしろ急展開だったので、にゃあの為の準備なんて何も出来てない。

白にゃあにとってはいきなり環境も変わるわけで、慣れるまでなるべく自分たちの外出の少ない時がいいなと時期も考え、2週間後にお迎えに行くことが決まりました。

それまでにお迎えの準備をするということでS子さんとお約束。

その時までにワクチン情報とか分かる分でいいので教えてくださいねとお願いして。

偶然の出会いで突如、白い猫(2才・オス)を引き取る流れとなり、心はちょっぴりの不安とそれをはるかに超えるウキウキ気分。

新転地に慣れてくれるかな~?大丈夫かな~という思いとともに、念願のにゃあと暮らすための準備を始めた。

なんて楽しいのっ♪

猫砂…ってなんか違いあるのかな~?とか、何食べてくれるんだろうとか、おトイレはどんなんがいいのかな?とか、最初はまずうちが安全な場所だと認識してもらうためにも、不在の時間ももちろんあるから慣れるまではケージがいるな~とかもろもろ…♪

外猫さんは引っ越しを機に家猫さんにすることがスムーズにいけるっぽい情報もゲットし、安全なお家だと認識してもらうまで時間はかかるかもしれないけど、何とかなるような気がしてきた。

んで、ネットでいろいろ探しまくり、成猫さん用に広々と使ってもらえるようにあたしの身長くらいある3段のケージをポチリ購入♪

どど~~~ん!これは広いぞ~~!るん♪るん♪るん~♪買っちゃった~♪

よーし次はトイレだ~~!

もう少し時間あるから、いいサイズをぼっちらさがすぞ~。

そんなこんなの、S子さんとの運命の出会いから2日後。

劇団の小学校訪問公演真っ最中にS子さんからの着信アリ。

その後、高校へ演技指導に向かう予定もあり、S子さんちの近くを通るので、シロさんに会っていこうかと話してた頃。S子さんから着信だ。なんだろう?と気付き折り返し電話。

「ごめんなさーい。あれからよそにやられるって猫が感づいたのか、私にすごくジャレてきて離れなくてベタベタしてくるのよ~。もう、このまま寿命をまっとうするまで面倒見ようと思って…」

…え…!?(;’∀’)

あ、、、いや、、、いいんですヨ。むしろシロさんが幸せだと思える方がよいと思ってますから。

えと、、、ただS子さん、だいぶあの時切羽詰まってましたよネ…あなたが大丈夫ナノデスカ?(;’∀’)

うー?まあ、大丈夫ということなのかな。

…ぬおん!いいです!結果どっちも幸せなら…

S子さんもなにか覚悟したのならそれはそれで。

…と、カヨコの「運命」と思った出会いは儚くも実らない運命でした(笑)

薄っwww

で、、、、、、、残されたのは、ヌシとなるモノのいない、ただひたすらどデカい3段ケージのみ。

ポツン…。

カヨコ、、、しっぽり入れるな…くらいのサイズなんですけど…。

この際、あたしがいっそ入ってまうか?°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°うひょ

空っぽのでっかいケージに、ちょっとでも意味出るかと中くらいのクマのぬいぐるみ(←自作)を2体入れてみた。が…うーむ…予想通りやっぱ意味はなかった(笑)

で、このなんだか連日のおかしな展開にとうとう真打登場!

3号室の住人しんさんが、にゃあに会いに行こうと言い出す始末(笑)

どこかないかというので、それまでいろいろのぞいていたサイトやFBページをカヨコが教えると、これまたタイミングよく「1時間前に写真がアップされてる!今ここに行けば少なくともこの猫たちには間違いなく会える!」

ということで、空っぽのケージに背中を押され、速攻お出かけ決定しました☆

もうね、、実際会うと、どのコもみんなカワイ~のですよ。

うお~~~選べない…!こういう場合どうしたらよいのだ。

もともと大人猫のシロさんをお迎えするつもりだったから、大人でも子供でもどんなコでも受け入れる気満々だった。

みんなおとなしく、じっとこっちの様子をうかがってる中、やたら自己主張してきたのが、真っ黒な子ネコちゃん。膝に乗ってきて、どや、カワイイじゃろ(=^・^=)ホレホレ、さあ連れて帰りなさいと言わんばかりにアクティブ(笑)

こういうコの方が引き取り手多いんじゃないかとも思ったけれど、自ら行動したことは、人も同じだけど、行動しない人よりも得しなきゃと常々思ってるんで、その積極的行動はぜひとも受け止めたい♪

こうして、お迎え決定!キミだっ!!!

黒い子ネコは約1週間後にマイクロチップを埋め込まれた後、一緒に暮らすことに決まりました☆

そんなわけで、最初にお迎えする予定だった白い成猫(オス2才)が黒い子猫(オス2ヵ月)に変わりました。

オセロかと思うほど見事に正反対にひっくり返りました(笑)

そして名前は「パンツェッタ・クローラモ」に…w

まあ、勘の良い人ならもうお分かりかと…。

そう、最初にシロさん(←そう呼ばれてた)を迎えるにあたり、シロという音を残した改名で「パンツェッタ・シローラモ」とする予定だったんです~。通称シローさんでw※しんさん命名

んで、お迎えしたコは保護施設でクロちゃんと呼ばれてたらしいので…こうなった(笑)

なんだかんだあったけど、結果的に白黒正反対の2匹のにゃあの未来が幸せな方向へ向かったのだと思いたい!

いやあ、、、、、むちゃカワイイっす!!!日々、毎日癒され、その可愛さは更新され、もわもわと幸せホルモン大放出中~っす♪

ヘンテコな劇団シェアハウスの同居猫として、これからもよろしくです♪

2号室の住人
  • 2号室の住人

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